<前置き>

 映画『君の名は。』すごくよかった。
 そしてある時ふと気付いた。これはジョジョと絡めて語るときっと面白くなるのではないか、と。
 ところがどっこい、ネット上で探しても探しても探しても、そんな感想記事は何処にもない。
 おいおい大丈夫なのか人類よ。
 そんなの絶対何かを損してるよ。
 そして、クッソめんどくさいけれど、世の中に欲しいものがなかった場合は自分で供給しなければならない。
 あーもー、めんどくさい。
 誰かがやらねばならないし、別にそれは哲学さんでなくてもいいのだけれど、哲学さんがやらなくてもいずれ、五年後、十年後に書いてくれる人もいるだろうけれど、今この時、このタイミングで書こうという『意志』を持つのは哲学さんくらいなようなので、ともかく語ろう。
 まあ、正直に言うと大した話じゃない。
 ネタバレするとこんな話だ。

 ジョジョの第六部を知ってる人ならば、このシーンを見ればピンとくる。
 ただ、それだけの話なのだ。
「キミの名は?」
 と問われたのならば、応えればいい。
 自らの名を。万感の思いを込めて。
 人の出会いは『重力』であり、『運命』と言う話。
 このシーンは涙無しには見れない。そんなお話。