神戸にあの男がやってきた!!

 神戸芸術工科大学にて行われた島本和彦先生による石ノ森章太郎講座に参加してきた。
 一般人も聴講無料な公開講座なのですが……大学側はビラも刷ってないし、警備員も行われることも知らないというかなりの宣伝不足だったのだが……。
 いざ講座が始まれば教室が狭いと感じるくらいに人の山に。
 あれは本格的に宣伝してたら大講堂を取らないとやばい感じだった。
 何より印象的なのは講座が始まる前は凄く大人しくしてたのに、始まったら
「もういいんですか? 初めてもいいんですか?」
 て周りに確認を取った後、クーラーがガンガン効いた部屋で
「暑いな〜」
 とか言って上着脱いで
「こんにちは!!! 島本和彦です!!
「現役の漫画家の中で最も石ノ森章太郎に近いのは  私 で す !
 石ノ森章太郎が死んでから、数多くの人が先生の影響を受けました、とか言う人が沢山居ますが……あ い つ ら は  な っ ち ゃ い な い!
 影響を受けているなんて言いながら全然絵が似てないじゃないか! 分かってない! 」
 とのっけから飛ばしてトークしてました。
「五つ連載持てば一つはヒットする」
 とかは「新☆吼えろ!ペン 五巻」とか読んでたら楽しめる内容てんこ盛り!!。

 中身は順番に
龍神
サイボーグ009 第一部
●ジュン バレンタイン編
リュウの道
●不二子藤雄A トキワ荘物語part5のワンシーン
●ジュン単行本書き下ろし 「ジュンの想い出」
仮面ライダー
●すがや版仮面ライダー
仮面ライダー
ロボット刑事
●九頭竜
●マンガ日本の歴史
スカルマン
サイボーグ009 第二部以降〜神々との戦い編
●島本版スカルマン
石ノ森章太郎監督 仮面ライダー『第84回 危うしライダー! イソギンジャガーの地獄罠』 (ビデオ映像。8分に編集)
●『佐武と市捕物控
 を使ってあの手この手で石ノ森先生の魅力を語って頂いた。

 本当に中身は素晴らしいものばかりで、一緒に来ていた友人は行く前は
「島本さんは好きだけど石ノ森はなー」
 とか言ってたのに、講座終わった後は
「やべぇぇぇ、めっちゃ楽しかった!!」
 と凄く満足していた。
 そして講座を聴いた後改めて島本先生の作品を読み直すとまた面白みが倍増して楽しい。
 これは一生の想い出になるだろう。