そんな訳で

 主人公役のジェイデン・スミスがやたら可愛かったなぁ、と思う哲学さんです。
 いやぁ、ベタというか、王道なストーリーなのだけれど、よかったですよ。
 新しいものを見たい、という人には物足りないかも知れないけれど、面白かったですっ!
(一緒に見に行った友人は「でも、この話に1800円は高いわー」と言ってました。まあ、だから安いレイトショーで見に行ったのだけれど)



 12−13歳くらいの子供達がメインだからアクションどうかなー、と思ったけど決勝も色々と楽しめました。

 ちなみに、帰り道に一緒に見に行った友人が言った一言。

友人「しかし、お母ちゃんがデトロイトの車会社から中国の車工場に転勤とかリアルすぎるわ。もう、デトロイトの車産業はダメなんや。中国の車工場に行ってしまうんやな。あの最初のシーンを見て『ああぁぁぁ、アメリカ経済オワットル!!!』と思ってしまったわ」

 なるほど、その発想はなかった。そうだよなぁ。微妙に主人公の家庭の設定が重いですよねえ。
 しかも、中国が嫌だ! とか言ってもママは「もうデトロイトには帰れないの、ここがウチなのよ!」とか叫ぶシーンとか見てて「あぁぁぁうあぁぁぁ」みたいな。
 それで、「どん底から這い上がるかどうかは自分次第なんだ」と言うメッセージ。
 経済破綻したアメリカから中国なんかに行っちまってどん底だけどそこから立ち上がるかどうかは……とか変換してしまいますよね。
 いや、ふつーの人はそんなこと考えずに普通にエンターテイメントとして楽しめばいいんですよ! ええ!
 あと、黒人の少年が主人公なのはオバマさんが大統領だからやろうかーとか色々と友人とマクロの話とかしました。
 まあ、そこまでの裏読み深読みとか普通はしなくていいっす。少年が強くなって、感動!でいいと思います。

 なんにせよ、面白かったです。



 というか、最近島本和彦先生がGガンダムをコミック化してて、Gガンが熱いのだけれど、そこにきて「明鏡止水」が取り上げられて哲学さん的にヒットしてました。
 武術だと最終的にそこは通過しないとね〜。明鏡止水に到達しないと石破天驚拳を習得することなど夢のまた夢ですよねー(違)いや、12歳の少年にそこまで求めるのはおかしいですが(笑)
 いや、ドレならきっと修行の旅の途中に師匠とはぐれて狼の大群に囲まれても怖くて動けないなんて事は……あるかな。うん。「殺されちゃうよ」とか言うよね。無理無理。
 まあいいや。とりあえず、島本版Gガンダムでマスター・アジア師匠が早く登場するのが待ち遠しいです。

 『ベスト・キッド(2010)』見るついでにどうぞ。