<2008年 仮面ライダーキバ編>
「さあ、キバっていくぜ!」
モチーフは『吸血鬼』!そして『音楽』!
まさかのどファンタジー設定!
人間と魔族の共存目指して、過去と現代を二人の親子が戦う時を越えたストーリー!
なーんて言っちゃったりしてるけど、哲学さん実はほとんど仮面ライダーキバの本放送見てませんでした。
正直、第一話のノリについていけなくて……井上脚本にはよくあることなんだけど(笑)
なので、このキバに関してだけは話半分で聞いてくれ!(何
と言う訳であらすじ。
「この世アレルギー」を持つ紅渡は汚いこの世の中に対してアレルギー反応が出るのでいつも館に引きこもっていた。
彼の父は天才ヴァイオリニストで、その息子である彼は若くして天才的なバイオリン職人であり、ずっと父の残した館に引きこもって世の中に背を向けて生きてきた。
ところが、「この世アレルギー」が自分の思い込みでしかないことに気付かされ彼は絶望する。
が、そこで父の残した傑作のバイオリン『ブラッディ・ローズ』が鳴り響き、音色に導かれるまま外に出ると、彼は暴れている魔族――ファンガイアに遭遇し、魔族を前に渡は無意識に変身。
仮面ライダーキバとなって戦う。何故自分がキバに変身できるのか。分からないまま、彼は魔族ファンガイアとの戦いにその身を投じていく。
一方、その22年前。最高に自信家でほれっぽい天才ヴァイオリニストの紅音也は偶然町でいい女を見つけてついていくと、その女が魔族ハンターであり、魔族と戦っている場面と遭遇する。
ほれっぽくて無駄に自信家の音也はノリでそのまま魔族との戦いにその身を投じていく。
途中色々すっとばすと、渡は半分はファンガイアの血を引いており、その兄は現在のファンガイアの王だった。
人間を虫けらとしか見ない魔族の王たる兄「太牙(タイガ)」と半妖の弟「渡」。
だが、太牙はそれでも、渡を認め、共に魔族の手によって世界を支配しようと弟に持ちかけるが、渡はそれを拒否。
兄と弟は戦い、最終的にその戦いによって、兄の婚約者は死んでしまう。
一方、過去では、音也はその自信に見合った実力を持って次々とファンガイアを狩っていく。
が、そこでファンガイアのクイーンと出会う。
人間を虫けらとしか見ていなかったクイーンは、なんと音也に惚れてしまう。
勿論激怒する、ファンガイアのキング。と言うか、この男、魔族の王族を寝取りやがったよ。父さんマジパネェ。
キングとクイーンの間には「太牙」ていう息子までいたのに!
それはともかく、裏切り者のクイーンは魔族の力を奪われ殺されそうになるが、それを音也が助けに行く。
そこへ、兄の婚約者を殺した絶望によって未来からやってきた自分の息子「渡」と出会う。
だが、キングの力は圧倒的で、渡と音也の力を合わせても倒せない。
もうダメかと思われた時、『ダークキバ』の鎧はキングよりも音也を装着者として選び、音也は人間ながら魔族の鎧を装着し、暗黒の力を持つ『ダークキバ』へ変身する。父さんマジぱねぇ。
『キバ』(渡)と『ダークキバ』(音也)の二人の力を合わせることにより、最強の敵、キングを倒す。
そして、生きる道に迷う渡に、音也は「自分の思うように生きろ、人々の心の音楽を守れ」といい、渡は現代へと帰って行く。
その後、音也はクイーンとの間に子供をもうけ、人間なのに魔族の鎧を使った後遺症で若くして死んでしまう。
で、現代ではクーデターが起こって太牙を引きずりおろそうと魔族の宰相ビショップが暗躍するも、一皮むけた渡が周りのファンガイアを圧倒し、新たなキングになることを宣言。
弟にボタクソに負けた兄は母を殺しに行き、キングの遺産であるダークキバの鎧を奪う。
そして、渡に再度挑むが、そこでビショップが横やりを入れて、「本当の王はかつてのキングしかない!」てことでサバト(儀式)によって生け贄を捧げて死んだはずの過去のキングを復活させる。
が、なんのかんので仲直りした太牙と渡が力を合わせ、過去は親子の力で、現代は兄弟の力で強大な敵を撃破するのであった。
かくて、兄弟は魔族と人間の共存を目指して手を取り合うのであった。(※でもその前に決着をつけるためにスクライドみたいに延々殴り合うのであった)
これで、仲間も結婚して平和に行く……かと思いきや、今度は22年後から渡の息子がタイムスリップしてきて未来を救うために戦おう!とか言ってくる。
そんな訳で、今度は未来を救う為に、渡達は新たな戦いへと向かうのであった。(一年間やっておきながら、まさかの「俺たちの戦いはこれからだ!」ENDとは予想外)
と言う訳で、断片的にしかしらないけど強引にまとめたぜ!
主人公はまさかの引きこもりで邪気眼(笑)この世アレルギーとかなんだそりゃみたいな(笑)
それに対して、親父が余りにも偉大すぎる。好き放題に生きて、それで自由奔放にでかい業績残してやがる(笑)
前半はともかく、キバは後半の展開が熱いね。
現代と過去で共通の敵を撃破するとか、SD戦国伝の武者荒駆主が『八紘の陣』で過去に飛ばされた後、過去は初代大将軍が、未来は四代目大将軍が闇皇帝撃破した熱い展開を思い出す。
え?知らない?……ごめん。
それはともかく、過去と未来の両側面から長い物語を見ていくのは一番近い形式だと『FFⅧ』だろうか。ラグナとスコールのダブル主人公システムと同じ。
親子の流れを描いて、大きな物語を語るのはドラクエ5とも一緒かな。
後、魔族の王である兄と、半妖の弟という関係は『犬夜叉』が近いかな。ちなみに、犬夜叉は2008年のサンデー29号で連載終了。
後、『受け継がれる意思』つったら、『ワンピース』もついでに入れておこうか。
まあ、大河物ではよくあるテーマなんだけど。
後、2008年だと、『コードギアス 反逆のルルーシュR2』放送。
音楽ものといったら、『マクロスF』も放送してた。
そういや、キバの力は普段拘束具によって封印されてるんだけど、そこら辺は2007年に公開された『ヱヴァ序』の初号機の設定に似てるかもね。
『過去と現代』『受け継がれて行くもの』『異種族との共存』『半妖』『王の物語』『偉大なる父』『魔族の兄』、と色々と面白ガジェットてんこ盛りの作品である。
……まあ、こんなに語ってるけど、哲学さん、ほとんど見てないんだけどね。そのうち全部見たいと思ってるのだけれど。
中盤の説明がいい加減で御免ね!
さて、こうして「電王」「キバ」と時間とか時代の流れとかそんなものを描いていたのだけれど、次で平成仮面ライダー10周年!
その総決算をすべく、全ての仮面ライダーを集めたお祭り企画……スーパー仮面ライダー大戦! て感じで全てのライダーをぶち込んだ『仮面ライダーディケイド』が登場するのである。