劇場版『ガンダム00』感想

 いやー、寝坊したけど、なんとか見てきた!
 色々と面白かった!。
 とはいえ、見た後は最初の数秒はぽかーんとしたけど(笑)
 余りにも情報が多すぎて、整理に戸惑ったわい。
 とりあえず、うろ覚えだけど、あらすじ付き感想を下記へ!
 ネタバレ全開なのでネタバレ見たくない人は見ないでね!
 あと、細かい台詞はうろ覚えなので、信じないでください。こんな感じの台詞を言ってたな〜てうろ覚え記憶です。



 宇宙空間を走るプトレマイオスのウイングにそっくりな輸送艦小惑星に偽装された基地へと入ることから始まる。
 ソレスタルビーイングの技術者たるイアンのおっさんが到着した人達に嬉しそうに言う。
イアン「おおついに到着したか!」
 それは木星で作られたツインドライブシステム専用にチューニングされたGNドライブだという。
 二年かけてやっと一つ作れただけだが、それでもイアンは満足。
 莫大なGN粒子の放出により、戦場の人々の心を一つに繋ぐ機体。人々の戦いを終わらせるための機体。
イアン「それがこの、刹那の望んだ新しいガンダム――ガンダムダブルオークアンタだ」
 そしてタイトルバックが流れ、OP開始。
 新ガンダムの輸送から始まるとか逆シャアオマージュですかい?
 と思いつつも、OPでそれぞれのキャラクター達が今どういう生活をしているかがちらちらっと映っていく。
 そして画面は切り替わり――。



 宇宙で激戦が繰り広げられ、様々なMS(モビルスーツ)が入り乱れる。
「なんとしてでも、アロウズを倒すのだ! 我々の手で、アロウズによる間違った支配をただすのだ!」
 と旧式の機体で攻める地球連邦軍らしき人達。
 それに対し、アヘッド系の赤い機体――アロウズ達が攻めていく。
 その中心を突っ切るのが黄金に輝く巨大なモビルアーマーとその上に立つ黄金の機体。
 おおっ! アルヴァトーレ! アルヴァトーレじゃないか! となると勿論その機体に乗っているのは――。
アレハンドロ・コーナー?「ふははは! 地球圏は我らアロウズによって支配されることこそが正しいのだぁぁ!」
 大使! 00一期の最終回で唐突に現れて刹那にぶち殺された大使じゃないですか!
 相変わらず頭の悪い、悪党っぽい発言ですね! アロウズ結成前にぶち殺されたのになんでアロウズ率いてるんすか(笑) それだけで爆笑なんですが。
 なんにせよ、アルヴァトーレの圧倒的戦力によって次々と旧連邦軍らしき人達を撃破していくコーナー大使。
 戦艦にもアヘッドが接近しレジスタンスの人達がもうだめか――そう思った時!!
 一条のビームがアヘッド達を打ち落とし、危機を助ける。
アレハンドロ?「なにぃぃ、あれは!」
 レジスタンスの人達「ガンダム! ソレスタル・ビーイングかっ!」
 ばばばーん!と現れる四機のガンダム
 刹那とロックオンの顔が混ざったようなイケメンがダブルオーに乗って駆けつけ、あと冴えない顔した男と、ふつーの顔した男がアリオスガンダムとケルビムガンダムに乗ってやってくる。
 勿論、セラヴィーガンダムも。
刹那?「アロウズ! 貴様達の野望はここまでだ! 俺たちソレスタル・ビーイングが許さん!」
アレハンドロ「なにぉぉぉぉ!」
 どーんと、アルヴァトーレが撃破される。相変わらず大使弱いよ! でも、金ピカのジム部分だけでちゃっかり脱出したよ!
刹那?「俺たちが正しい世界を守る! それがソレスタル・ビーイングだ!」
 それでカットインが入る。刹那っぽいイケメン、冴えない男、ふつーの男、ピンク髪のキャピキャピした美少女。
 うぉぉぉぉぉい! なんか知らんけどいつの間にかティエリア萌えアニメの美少女みたいになっとる!! なんじゃこりゃぁぁぁ!
アレハンドロ「おのれぇぇぇぇ」
刹那?「ライザァァァァソォォォォォドォォォォォォォ!」
 勇者ロボみたいに剣を構え、巨大なビームソードが出現し、敵をぶった切っていく!
 まさに無敵のソレスタル・ビーイング

 ……という映画を見てる沙慈(サジ)と友人。楽しそうに映画を見ている友人に対し、沙慈は微妙な顔をしていた。史実を元にした映画『ソレスタル・ビーイング』を見ていたらしい。
友人「いやー、やっぱソレスタル・ビーイングってすげぇな!」
沙慈「美化しすぎだよ。戦争はもっと怖くて恐ろしくて、酷いところさ」
友人「なんだよお前。まるで見てきたみたいだな」
沙慈「……」
 友人と別れて空を見上げる沙慈。
沙慈「(映画に)僕……いなかったな……」
 切ない。歴史に残らない沙慈くんまじ凡人(笑)
 ソレスタル・ビーイングが武力介入してから二年。未だに彼らは姿を現していない。
 彼らはまだ戦い続けるのだろうか、と沙慈は思う。(あ、あと沙慈は入院していたルイスのところにも行きました)

 宇宙。
 コロニー開発をしてるところへ中東の査察団がやってくるが、「うちは条約は守ってます」と言って査察させて貰えない査察団達。
 勿論、査察団の長はマリナ・イスマイール姫。
コロニー開発団「労働者達は今の環境に満足しています。彼らは地球に帰りたいとは思ってませんよ」
シーリン(マリナの侍女の眼鏡)「では、査察の受け入れを」
コロニー開発団「開発現場は危険ですので一般人の立ち入りは危険です」
マリナ「では、現場ではなく、労働者達と面会をさせてください。彼らの生の声を聞きたいです」
 マリナの言葉に開発団の代表は渋い顔をして「分かりました。では、労働者達の宿舎への慰問を許可しましょう」と言う。
 マリナ達が去った後、部下に「よろしいのですか」と聞かれ「宇宙ではちょっとしたことが命取りになることもある」とうそぶく。
 そしてマリナ達の乗った船が予定の航路を離れ、人目?のつかなさそうな所へと誘導される。
シーリン「進路がおかしいのでは?」
コロニー開発団の案内人「あなたたちの言うとおり宿舎に向かっているのですよ」
 けど、当然出て来る謎のMS。ジンクスが3機迫ってくる。マリナを亡き者にするつもりだろう。
シーリン「これが公社のやり方か!」
 と、そこへ青いフラッグが現れ、ジンクスの動きを牽制する。
 ジンクスのパイロット達は「相手はたった一機だ!」と言うも、刹那の操るフラッグにあっさりと二体が撃退される。
 残りの一機は刹那を無視して姫様達の乗った宇宙船を狙うが、咄嗟に操縦席に乗っていた男が舵を切って避ける。
 そして、残りの一機も刹那が撃破。
 失敗と悟ったコロニー公社の人間がマリナに銃を向けるも、操縦席から出てきた男――ライル・ディランディこと二代目ロックオンが公社の人間の武器を打ち落とし、周りの人間が拘束。
 そして、ロックオンはそのまま宇宙空間に飛び出して、青いフラッグに回収されて去っていく。
シーリン「あいつは……ソレスタル・ビーイング!」
 同じレジスタンスに居たシーリンは顔見知りである。
マリナ「そう……彼らはまだ活動していたのね」



 青いフラッグにキャッチされて帰還中のライルと刹那。
ライル「挨拶していかなくてよかったのか?」
刹那「必要ない」
ライル「鈍い奴。イノベイターの癖に……」
 新人類イノベイターは人の心が分かるはずなのに、女の気持ちを知ろうとしない刹那を揶揄するライル。
 母艦であるトレミー(プトレマイオス2)に戻るとフェルト(ピンクの髪のクルーの女の子)が水を持ってて待っている。
フェルト「おかりえなさい。疲れたでしょ」
 と水を差しだし、受け取るライル。無視する刹那。顔がうつぶせになるフェルト。
ライル「気の利くいい女になったじゃねぇか」
フェルト「ありがとう。あの……刹那」
刹那「スメラギに報告してくる」
 と、フェルトの横を通り過ぎていく刹那。
ライル「……全く、本当に鈍い奴」
 とため息をつくライル。全くだよね−。




 刹那がスメラギ・李・ノリエガに報告をしていると、木星探査機の残骸みたいなものが地球に向かってて、それを迎撃に地球連邦が動いているとヴェーダから報告が入る。
刹那「! それを調べてくれ」
スメラギ「何か感じるの?」
刹那「…………」
スメラギ「分かったわ。手配しておく」



 一方、カティ・マネキン准将はパトリック・コーラーサワーと共に国連軍に管理されているヴェーダへとやってきていた。
 コーラサワーは相変わらずカティに「たいさぁー」とすりよって「馬鹿者、准将だ。何度言えば分かる」と叱られる。こいつら本当に結婚二年目か(笑)
 そこで働くイノベイド達を見つつ、(公式には)人類初のイノベイターであるシャーマン大尉と出会う。
コーラサワー「大佐に向かって無礼だぞ!」
 シャーマン大尉に横暴な態度に起こるコーラサワー
シャーマン「すいません。ずっとモルモット扱いで気が立っていて」
案内人「すいません、彼はデカルト・シャーマン大尉です」
カティ「彼がイノベイターの」
コーラサワーイノベイターってなんすか?」
カティ「そんなことも知らんのか……」
案内人「簡単に言えば人類の進化した存在です。脳量子波が増大し、空間認識能力が上がり、身体能力も上昇し、理論上は二倍の寿命を持つと言われています」
コーラサワー「さっぱり分からねえ!」
 コーラサワーは相変わらずかわいいなぁ(笑)
カティ「キミは木星探査機の軌道修正はどうなると思う?」
シャーマン「失敗しますよ」
カティ「それもイノベイターだからか」
シャーマン「ええ分かりますよ。実験動物ですからね」
 と皮肉下に言うシャーマン。そして、ヴェーダ木星探査機の軌道修正に失敗したと報告が入る。
コーラサワー「マジで?」
シャーマン「私が行きますよ。お望み通り新型で」
カティ「……貴様。私の思考を?」
 カティが視線を向けると、シャーマン大尉の目がギュイインと光る。脳量子波を発してカティの思考を読んだのだろう。
 そして、シャーマン大尉は新型で出撃する。
シャーマン「見せて上げますよイノベイターの力を!」
 シャーマンは新型のガデラーザで出撃。無人なのに何故か地球へと向かってくる謎の木星探査機を撃破する。
 木星探査機の破片はバラバラになって地球へと落ちていくが、そのほとんどが燃え尽きていく。
 大量のファングを操ってたけど、あれもイノベイターだからかねぇ。正直、ロックオンもシールドビット大量に使ってるから有り難みが(笑)いやまあ、あれはロックオンじゃなくてハロがすげぇんだろうけど(笑)
 なにはともあれ、シャーマンの戦果に喜ぶ軍人。
案内人「見ましたか。あれがイノベイターの力です」
カティ「なるほどな。それが分かってるのなら、大尉待遇くらいしてやれ」
 と、実験動物扱いする軍部に冷ややかな言葉をかけるカティ。カティは実にいい女だな。
 軍人はカティの言葉に視線を逸らしつつ、「わ、分かりました」と萎縮した。



 けど、ここで物語は急転直下。
 燃え尽きずに地球に落ちた木星探査機の破片の周囲で無人の機械が突如動き出す事件が次々と発生。
 さらには、女子校生が家に帰ると謎のリボンズっぽい人物に襲われ、体の半分が結晶化されたり、似たような事件が各地に発生。
 ビリー・カタギリ(グラハムの友人のポニーテール男)が原因究明の為に破片の研究所へ向かう。そこに居たのは――。
ミーナ(CV.釘宮)「ビリー! 私に会いに来てくれたのね!」
 と抱きつくミーナ。押し倒されて、顔を真っ赤にして慌てふためくビリー。
 生きてたのかよお前(笑) と思ったら別の人らしい。ていうか、ビリーと出来てるのか。というか、その割にビリーが童貞臭い反応してるぜ。
 ミーナが状況を説明し、ビリーと破片が自力で動いて何かをしている可能性が高いと結論づける。
ビリー「破片はなんのために動いている?」
ミーナ「仮説はあるわ。それを実証するために力を貸して。連邦が握っているイノベイターに覚醒する可能性のある人間のリストが欲しいわ」



 一方プトレマイオス
スメラギ「宇宙から来た破片がイノベイターに覚醒する可能性がある人間を次々と襲っているらしいわ」
刹那「本当か」
スメラギ「少なくとも連邦はその可能性が高いと見てるわ」
 またビリーが情報を横流ししてるのだろうか(笑)早すぎるだろ。いやまあ、たぶんヴェーダと一体になってるティエリアが情報の横流ししてるんだろうけどね(笑)
刹那「仲間達が危ない」
 と言う訳で地球に降りる刹那とロックオン。ロックオンは相変わらず付き合いがいいな。ライルもニールも(笑)



 アレルヤとマリーは発電所が止まったことを不審に思って発電所に向かっていた。
 すると、何故か人間達は結晶化させられており、さらには自動車が次々と無人で襲いかかってくる。
 二手に分かれるが、敵はマリーへと襲いかかる。
アレルヤ「あいつらマリーを」
ハレルヤ「あたりめーだろ!」
アレルヤ「ハレルヤ!」
ハレルヤ「体を貸せ! アレルヤァ!」
 二重人格のハレルヤに体が入れ替わった途端に、敵がマリーではなく、ハレルヤへと向かってくる。
 脳量子波が多い方へと引き寄せられているのだろう。
 ハレルヤは超兵の身体能力を発揮して次々と敵の攻撃を避け、高台へ。車達は昇ってこれない。……と思ったら無人ヘリが襲いかかってくる。
 ちなみに、無人トラック達は破壊してもターミネイターのT1000型みたいにすぐに液状化して再生するので攻撃しても無駄なので逃げていたのだが、さすがにヘリ相手に生身ではどうしようもない。
 って思ったら空から狙撃が! ヘリを狙い撃つ!
ライル「お二人さん! わりぃーが、休暇はおしまいだ」



 刹那が沙慈のところにいくと、脳量子波を発するルイスにリボンズもどきがゾンビみたいに襲いかかっていた。
 銃を幾ら撃っても、リボンズもどきは死なず、最後は手榴弾で上半身を吹き飛ばす。
 それでも下半身だけでリボンズのゾンビは動いていたが、やがてバラバラになり、金属の破片になる。
 刹那はともかく沙慈とその場を立ち去る。



 連邦はイノベイターになる可能性のある人達をシェルターに隔離避難させることに。沙慈達もそこへ避難する。
 トレミーに戻った刹那達は再会を喜び合いながらも、刹那はどこか上の空。
 フェルトが話しかけようとするも、刹那は自分の部屋に行ってしまう。
 あ、アレルヤはマリーと同じ部屋です。
 それはともかく、気落ちするフェルトにスメラギが肩を叩く。
スメラギ「彼は他と違う自分に戸惑っているのよ。他と違う自分を酷く自覚している」
フェルト「私はどうすれば」
スメラギ「想ってあげなさい」
フェルト「想う?」
スメラギ「彼のことを想ってあげて」
 と、色々と人生の先輩としてスメラギがフェルトに優しく語りかける。でも、この人ビリー・カタギリをいいように利用した挙げ句に裏切ったんだよね。
 ビリーの横恋慕なのは分かってたくせにそこにつけ入ったのはスメラギさんなのだが(笑)



 一方、ビリー・カタギリはミーナと今後の対策を検討。
 ミーナは口紅で唇を染め、ミニスカートで太ももを強調したり、大きな胸を強調したりする。
 ビリーはしどろもどろになりながらも、ちらっちらっと胸元や太ももに視線を行ったり来たりしせてて、ミーナとの会話も上の空。
 ……三十代なのに、この人なんてウブい反応してるんだ(笑)



 それはともかく、トレミーで対策を会議。刹那が見たものがリボンズタイプのイノベイドで、昔木星探査機を送った際に、登場していたイノベイドの一人が謎の宇宙変異体金属に乗っ取られた可能性が高いとヴェーダが判断。
 とか言ってる間に、トレミーへ未確認宇宙船がやってくる。
 それはなんとこないだ破壊された木星探査機エウロパと全く同じ形をしていた。
刹那「ガンダムで出る!」
 しかし、刹那のダブルオーライザーは二年前のリボンズの戦いのせいで機体の調整が上手くいっておらず、無理して動かしているらしい。おそらく、前の太陽炉がないから、ツインドライブシステムができず、本来の出力がないのだろう。(リボンズ戦で二つある太陽炉が壊れてるので)
 そして、そのために作った新型のダブルオークアンタはまだ建造中。
スメラギ「無理しないでね」
 と言う訳でガンダム各機出撃。
ライル「ロックオン・ストラトス! 狙い撃つぜ!」
 と言って出撃していくライル。うーん、相変わらずこの人は「狙い撃つぜ!」の使い方間違ってる(爆)
 そしてライルの新機体ガンダムサバーニャはハロが二機ついてる! なんかハロが二体会話しながら戦ってるよこの人!(笑)
 そしてマリーと複座のガンダムハルートで出撃するアレルヤ。相変わらず戦場でもいちゃつきやがって(笑)
 それはともかく、出撃したガンダム達へエウロパからファングっぽいものが大量に飛んでくる。
 ライルは狙い撃つぜ!と向かってくる大量のファングもどきを撃墜。
 アレルヤ達も大量のミサイルをばらまくが――。
アレルヤ「ミサイルが取り込まれている!」
 実弾が全て敵の金属生命体に取り込まれ、敵が質量を増やしていく。
 なすすべもなく、逃げ回るアレルヤとマリー。
 そして、刹那は敵が近づいた瞬間、脳に何かが干渉してきて、本能的に攻撃をするのをさけ、逃げ回る。
 イノベイターの直感から、敵の声を聞いて攻撃出来ない刹那。
 実弾装備しか持ってこなかったらしくて逃げ回るだけのハレルヤとマリー。
 そして、大量の敵を前に一人でビームで敵を倒すライル・ディランディ(ロックオン・ストラトス)。
ライル「おい、なにやってんだよぉぉぉぉぉぉ! 刹那ぁぁぁ!」
 みなさん、ライルに負担かけ過ぎですよ(笑) ライルの気持ちはよく分かる。
 そして、ついに敵の金属生命体がダブルオーライザー接触し、ダブルオーガンダムの左腕を次々と結晶化していく。
刹那「がぁぁぁぁ」
 脳裏に流れ込むイメージの奔流。
 だが、そこへ巨大なビームが戦場を貫き、敵をなぎ払う!
 00でおなじみの「アーアー・アーアーアー・アーアーアアー!」の音楽が流れて、ごつくて太いガンダムが現れる!
CV神谷浩史「何をやっている!」
 この声は間違いねぇ! あいつがきたぁぁぁぁ!
 太いガンダム(ラファエルガンダム)から伸びたアームビットがダブルオーの浸食された腕を引きちぎり、破壊。
 そして、エウロパと戦場にいたビットを全て撃破! やべー超格好いいぜ!




 トレミーに戻り、ラファエロガンダムを操っていたパイロットがヘルメットを脱ぐ。
みんな「「「ティエリア!」」」
 うわー、すごーい、よそうがーい。(棒読み)
 新しい体を培養してそこに意識をインストールしてやってきたらしい。人造人間イノベイドは便利だな〜。
スメラギ「なんにしても心強いわ。来てくれてありがとう」
 と安心していたら、木星で異変。
 木星の衛星が次々と木星に落下。ガニメデとかがなくなり、中から逆に金属生命体の大群が。おそらく衛星の質量をとりこんで新しく作ったのだろう。
 あ、ちなみに、この金属生命体は「ELS」と名付けたらしい。
 地球への到達は90日後。
 今度は地球連邦軍デカルト・シャーマン大尉を戦線に投入。
 トランザムで高速移動した艦隊が地球へ向かうELSの大群へ攻める。
軍人「中将は何故この生きて帰れるか分からない作戦に参加したのですか?」
中将「昔、ロシアの荒熊と言われた男が居た。彼は軍人ながら、市民を守ることと、人類の行く末を同時に案じていた。私は出世のことばかり考えてきたが、こんな時くらい、人類のために戦ってみたいと思ってな」
 と中将がいい話をしている間にシャーマン大尉が勝手に出撃(笑)
 彼には脳量子波があるために、金属生命体ELSの叫びが聞こえる。だが、その意味は分からない。
シャーマン「叫ぶばっかりでうるさいんだよお前らはっ! 日頃のうさをはらさせていただく!」
 次々と敵を撃破していくが、物量の前に押し切られ、後方の艦隊も敵に浸食される。
シャーマン「まとめて叩く!」
 敵に取り込まれた味方の艦隊を躊躇なく攻撃するシャーマン。
シャーマン「これは味方殺しではないっ!」
 とか言ってる間に敵の物量に押されてに取り込まれてしまうシャーマン。
 そこへやってくる刹那達。
刹那「大丈夫か連邦軍パイロット!?」
 もちろん大丈夫ではなく、取り込まれてジ・エンドのシャーマン大尉。公式に人類初のイノベイターさんの出番があっさり終わっちまったよ。
 新人類なのにモルモットになったあげく、やっとカティのおかげで人間扱いされたと思ったら、今までの扱いから周りを劣等種どもがと見下しまくり、他の惑星からきた異星体ELSをうるせぇと言って最後まで対話出来なかったイノベイター。彼は刹那の失敗例であり、人が分かり合えないことの一つの描写でもある。
 そして、幾ら殺してもきりがないので刹那は味方を下がらせ、ダブル・バーストシステムを発動させる。
 脳量子波が拡散され、人々の心が繋がるシステム。これを持って刹那は異星体であるELSとの対話を試みる。
 イオリア・シュヘンベルグは人類が地球外生命体と対話するためにガンダムを作った。そして、そのために人類はイノベイターに進化すると予測していた。
 そのイノベイターである刹那ならば金属生命体であるELSとも対話出来るかも知れない。
 だが、トランザム・バーストを発動させて刹那は語りかけるも、余りにも莫大な情報が流れてきて、刹那は処理しきれず、倒れてしまう。
 そして、ダブルオーライザーに群がってくるELS。やっと話が出来る人が出て来たと思って刹那へと殺到。
 結晶化していくダブルオーライザー
 だが、そこへティエリアが決死の覚悟で突っ込む。
ティエリア「脳量子波ならぼくにも使えるっ!!!」
 ティエリアの脳量子波に引き寄せられてELSがラファエルガンダムへと殺到する。
ティエリアセラフィム!」
 そしてラファエルガンダムの背中に乗っていたバックパックが変形して案の定セラフィムガンダムになり、結晶化するダブルオーからコクピットごと刹那をライルに渡す。
 さすがティエリアいい仕事するぜ! ていうか相変わらずこの人の機体は面白いな!
 と哲学さんがテンションあがってる間にティエリアは敵に取り囲まれガンダムが結晶化していく。
ティエリア「……刹那は最後の希望だ。死なせる訳にはいかない。後は頼んだぞ……トランザム!」
 トランザムでエネルギーを充填したあと、そのまま爆発するラファエロガンダム
 ああ、新機体があっさりと終了してしまった。
 そして、刹那をつれて逃げるライルとアレルヤとマリー。
 だが、圧倒的な敵の多さにもうだめか――そう思った時! 太陽炉を積んだフラッグの進化した新しい機体――ブレイヴがやってくる!
グラハム「先に行くんだソレスタル・ビーイング!!」
 グラハムきたぁぁぁぁぁ!
 追ってくるELSの大群を仲間と共に倒していくグラハム達。ソルブレイブ隊。太陽の勇気とか凄い厨臭い名前だぜ! さすがグラハムだ!
 逃げ回る味方の背面の敵を互いに潰しながら敵を倒していくソルブレイブ隊。
 そしてグラハムは高速移動中に前面に急激な逆噴射をかけてV字上に移動する新技を披露。
 敵の斜め上後ろに移動し、血を吐きながらもそのまま敵を撃破。
 おいおい、どんだけ急加速Gを我慢してんだよ。相変わらずグラハムはパイロット能力がピカ一だな。
 なにはともあれ、グラハム達はソレスタル・ビーイングのトレミーに仲良く撤退。
 ちなみに、ティエリアはオリジナルがヴェーダにあるので、肉体がなくなってもオッケーとのこと。
ティエリア「問題ない」
スメラギ「もう、だからって無茶しないでよ」



 刹那は大量の情報を処理しきれず、脳にダメージを受け、医務室へ。
 それを見守るフェルトの元へグラハムがやってくる。
グラハム「少年が……なんたることだ」
フェルト「知っているんですか」
グラハム「私は、かつてガンダムを越えようと愚行を繰り返した男だ。だが、私は間違っていた。私が越えるべきはガンダムではなく、この少年だったのだ」
 なんて言ってる間にまた木星から新手が来たと報告が入る。
 今度は月と同じ大きさの巨大な金属生命体と、その護衛をするファング型の大群。
 人類はかつてないエイリアンの大群を前に存亡の危機に直面する。
 地球連邦軍は全軍を持って戦うことに。
 そして、地球に残った人達はシェルターへ。
 しかし、全員はシェルターに入れない。
 マリナはシェルターに入らず、市民達と共に王宮に残る。
 かくて、人類の最終決戦が始まる。
スメラギ「これがソレスタル・ビーイングの……いいえ、私達のラスト・ミッションよ」



 あと、ビリー・カタギリはミーナに抱きつかれ、今まで怖がってミーナを受け入れようとしていなかったことを見抜かれる。
ビリー「悪かったよ」
ミーナ「こうして、肌と肌でわかり合わないと」
ビリー「……優しくしてください」
ミーナ「ラ〜ジャ(は〜と)」(ラジャー)
 と言ってビリーはミーナに唇を奪われる。
 ……ビリーめ、ついに女に喰われおったか(笑)
 そんな訳で、次のシーンではカティ・マネキンのいる司令部の後ろで仲良くよりそう二人の姿が。うぜぇ(笑)
 それはともかく、カティ・マネキンへコーラ・サワーより通信。
コーラサワー「たいさぁ!」
カティ「だから、准将だと言って……」
 だが、コーラサワーの真面目な顔を見てハッとする。
コーラサワー「いって参ります」
カティ「……死ぬなよ」
 にかっと笑うコーラサワー
コーラサワー「了解です」



 ソルブレイブ隊も最後の出撃。
グラハム「これから我々は命をかけて人類を守るために戦う。だが、あえて言おう。生きろ!」
部下達「はいっ!」
 後、なんかロシアの荒熊の馬鹿息子もジンクスで出撃してました。
馬鹿息子「戦力差はざっと10000:1。それでも……、父と母の愛した人類を守るために戦う!」



 というわけで人類の力を全て結集して謎の地球外生命体ELSの大群との総決戦。
 敵はこちらのMSを取り込み、逆にMSに変形したり、戦艦に変形したりして襲いかかってくる。
 敵は戦えば戦うほど将棋のように戦力が増えていく。倒すにはビーム兵器で消滅させるしかない。
 大迫力の画面でガンダム史上かつてない戦いが繰り広げられる。
 その目的は地球外生命体(エイリアン)から地球を守るためってのは今までのガンダムになかったなぁ。
 なんにしても、死んでいく仲間に
グラハム「あえて言ったはずだぞ!」
 と悔やむグラハムはいいやつ。
 そして、戦いの間も刹那は脳にダメージを受けて未だに動けないまま。
 フェルトは刹那の腕を握りしめ、涙を流しながら、彼の復活を祈る。
 その間、刹那は今までの自分がやってきたこと、血塗られた過去を見返し、おののく。
 だが、そこへ
リヒティ「なにやってんすか」
 第一期で死んだ仲間のリヒティがクリスと共に話しかけてくる。
 そして、初代ロックオンことニール・ディランディも現れ、話しかけてくる。
ニール「俺は言ったはずだぜ。お前は、変われってな。変われなかった、俺の代わりにな」
 死んだ仲間達の言葉を受け、刹那の前に花が浮かび上がる。えーと、これっていつ刹那が貰った花だっけ? あーフェルトからもらったやつか。
 それはともかく、その花を受け取って、刹那は意識が覚醒する。
 側には泣いているフェルト。
フェルト「刹那……よかった」
 そして、ついに新機体ダブルオークアンタで出撃する刹那。
 その機体にはヴェーダとリンクするユニットが組まれており、刹那の乗るコクピットティエリアのホログラムが小さく妖精のように浮かび上がる。
 おいおい、ここに来てまさかダンバイのオマージュか! ていうか、ティエリアが妖精役とか分かってるな!
ティエリアイオリア・シュヘンベルグが来たるべき対話の為に用意したのは太陽炉、トランザム・システム、ヴェーダ、そしてイノベイター。これらを全て使って、対話を試みる」
 そう、戦いでは解決出来ない。
 わかり合う為に刹那は出撃する。
 出撃前に刹那と一緒にいなくていいの、と周りにフェルトは言われるが、首を振る。
フェルト「いいの。彼の愛は大きすぎるから。でも、私は彼を想ってるから。だから、いいの」
 そして、ミレーナも出撃前にティエリアに言う。
ミレーナ「アーデさん! 私はアーデさんが人間でなくても、情報だけの存在でも関係ないです! 私はティエリアさんが好きです!」
 ミレーナの言葉に驚くクール達。
ミレーナの母「あらあら、いいわね、かっこいい彼氏が出来て」
イアン「馬鹿! 何がいいもんか!」
 人類の最後の戦いを前にして和んでるな、キミ達。というか、ここで娘の二次元好き(違)を暴露されたイアンがかわいそうだぜ! というか奥さんはみとめんのかよ!



 激戦の中、カティへ通信が入る。
コーラサワー「へへ、すいません。大佐。俺、不死身のコーラサワーじゃなくなります」
カティ「馬鹿者! 脱出をせんか!」
コーラサワー「それがもう……無理なんです。囲まれて。でも、最後に奴らを道連れにしてやりますよ!」
カティ「馬鹿!」
 顔を逸らすカティ。
コーラサワートランザムゥゥゥ!」
 そして自爆しようとしたその瞬間――ビームが機体を貫き、宇宙空間にコーラサワーの体が飛ばされる。
コーラサワー「あ〜れ〜」
 そしてやってくるダブルオークアンタに乗った刹那。
 相変わらずコーラサワーは美味しい奴だな(笑)
 あ、ロシアの荒熊の馬鹿息子は敵を倒すために自爆して死んでました。いや、すごい格好良かったよ。でもメンドイので省略。
 そしてトレミーへ通信。
カティ「九条!」
スメラギ「カティ! お願い協力して!」
カティ「勝機があるのか」
スメラギ「ないわ」
カティ「なに!?」
スメラギ「でも、希望ならあるっ!」



 そんな訳でELSと対話するために敵の月と同じサイズの球体の中心に向かわねばならない。だが、敵が多すぎる。
ライル「なら、俺に任せろよっ!」
 ビットシステム全開で周囲の敵を次々ロックオンしていくライル。
ライル「うぉぉぉぉぉぉ! 乱れ撃つぜぇぇぇぇぇ!」
 次々と敵を撃ち抜き、突破口を開くライル。
 一方、アレルヤ達も。
ハレルヤ「分かってるな、アレルヤ
アレルヤ「ああ」
ハレルヤ「思考と反射。それが超兵の力だ!」
アレルヤ「違う、明日を切り開く力だ!」
 と、一人でコロコロと顔が変わるアレルヤさん。二重人格が交互に出て大変だなぁ。マリーも後ろがうるさいと思ってるに違いない。
 それはともかく次々と敵を倒してくハレルヤ。
 だが、中には敵に取り込まれかけの味方がいて、それをわざわざ助けに行くアレルヤ
ハレルヤ「ハッハッア!そいつは偽善だぜアレルヤ!」
アレルヤ「偽善でも、善だ! 僕は助けられる人を見捨てない!」
 なんつーか、アシュラ男爵だなぁ。



 それはともかく、敵の中枢へ向かうも、邪魔する敵を攻撃出来ない刹那。
 そこへ、やってくるグラハム。
グラハム「何をしている少年! 人を傷つけても、大切な者を守ろうとする、矛盾してても生き抜くことを教えてくれたのは少年ではないかっ!」
 戦争をなくすために武力介入するソレスタル・ビーイングをかつてグラハムは間違ってると言っていた。
 だが、それを認め、矛盾してても生きていくのが人間だとグラハムは刹那の意思を返す。
 グラハムの言葉を受け、敵を攻撃しながら進む刹那。
グラハム「人類を守るための水先案内人は私が務めさせてらう!」
 刹那は切り札のトランザムを使い、ライザーソードみたいな巨大ビーム剣を作って、月型の外殻を破壊しようとするが、敵はすぐ再生する。
 そこへ突っ込むグラハム。
グラハム「これは死ではないぃぃぃぃ!! 人類の未来を繋ぐためのぉぉぉぉぉ!」
トランザム自爆で敵の外殻を破壊し、散っていくグラハム。
 そこへ向かう刹那。
 そして、中心部で、妖精モードのティエリアと共にトランザム・バーストを発動させる。
 大量の情報が流れ込んできて、倒れそうになる刹那。
ティエリア「ぼくと同調するんだ! 余計な情報は全てヴェーダが処理する! キミは彼らの本質を!」
 一万人にいきなり同時に話しかけられても分からない。しかし、それをヴェーダティエリアが振り分け、必要な情報だけを届ければいい。
 そして、その先に刹那が見たのは――金属生命体達の故郷。
 彼らの故郷が絶滅の危機に瀕しており、その対策を講じるために彼らは宇宙へ旅だったことを知る。
 彼らはわかり合う為に繋がり、一体になろうとした。それしか方法を知らないために。
 今回の対話はほんの些細な行き違いによって、生じた不幸な事故だったのだ。
 彼らは決して人類を滅ぼしにやってきたのではなかったのだ。
刹那「彼らの母性に行こう」
ティエリア「いいのか?」
刹那「……ああ」
 そして、そのために戦いを終わらせる。人間は知性があるせいで、考えすぎて逆に分かり合えなくなる、と刹那は言う。
刹那「わかり合うということが、単純なことなのだと、みんなに分からせよう」
 量子化するダブルオークアンタ
 彼らは金属生命体ELSと融合し……それと共に戦いは止まり、全てのELSが刹那の元へと集まっていく。
 戸惑う人達。何が起きているのか誰もが分からず、呆然とする。
 そして――地球。
マリナ「そう、それがあなたの答えなのね。よく見えるわ、私からも」
 と、空を見上げるマリナ。
 そこには、宇宙空間に出来た巨大な巨大な、あまりにも巨大なELSで出来た花。
 戦う意思などないことを人々に伝えるために選んだ、刹那の答え。
 宇宙空間に浮かぶ巨大な花を見て、人々は戦いが終わったことを知ったのだった。
 そのまま流れてくるEDテーマ。



 2091年(約200年前)。
リボンズ?「太陽炉、ヴェーダイノベイター。キミの研究はどれも素晴らしい。なのに人間嫌いの君はこうして孤島で一人研究の日々、か」
 とリボンズそっくりの人が言う。おそらくリボンズの遺伝子のオリジナルの人だろう。
 それに対し、若い頃のイオリアが答える。人間は知性の使い方を間違えている。そのせいでいらない誤解を招いて行き違うことが多々ある。
 それを解消したい。でなければ人類が宇宙に出た時、新たな火種になりかねないから、とイオリアは言う。
 200年前からイオリアはこのままだと人類が宇宙人と分かり合えない可能性を危険視しており、そのためにイノベイターへの進化を促したり、地球圏を統一国家にするために色々と計画をまとめていたらしい。
 また時間はとんで、約50年後の2364年。
 外宇宙へと初めて人類が飛び立つ為の船、「スメラギ」が出航準備がなされていた。
 その船員は全て新人類のイノベイターで構成されている。中には、最初にELSに襲われた女子校生が半分金属化して船員として活動している。対話の結果、ELSと融合したのだろうか?50年後なのに顔がかわってないのは寿命も延びたのかも知れない。
 今や地球人類も4割がイノベイターとのこと。
 人類は新たな段階を迎えている。
 そして、地球。
 オルガンを弾く老女が一人。
 その家へ誰かがやってくる。
老女「ごめんなさい、誰かしら? 私、目が見えなくて」
刹那「マリナ・イスマイール
老マリナ「……刹那! 刹那なの!」
 現れた刹那は体のほとんどが金属化していた。イノベイターでありつつ、さらにはELSとも融合しているらしい。
 人間のまま歳を取ったマリナと、人間から次の先へと進んでしまった刹那の対面。
刹那「やっと会えた」
老マリナ「私達はすれ違ってばかりだったから……」
刹那「今なら言える、あなたが正しかった」
 マリナは首を振り、涙する。
老マリナ「あなたも正しかった!」
 そして、二人は抱き合う。
「やっと分かり合えた」
 マリナのいる小屋の外には花畑があり、そこに立つ、姿の変わったダブルオークアンタ
 ダブルオークアンタの表面に次々と花が咲いていく。
――Peace cannot be kept by force.
  It can only be achieved by understanding. ――
(哲学さんの訳:平和は力によっては守れない。理解し合うことによってのみ達成できる)
 というメッセージと共にエンド。



 ともかく、理解し合うことがいかに大事かを問い続けた話だった!
 来るべき対話を目指したSFものとしてよかったんじゃないかな。
 ニュータイプの可能性というか、その先を見せてくれた感じ。
 まあでも、『ガンダム』シリーズでこれは嫌だ! という人はいるかもしれないけど。
 いやいや、でも∀でも外宇宙の接触という片鱗はあったんだけどね。
 あと、ガンダムSEEDにも、宇宙クジラの伏線あったし。(しかし、ガンダムSEEDは地球外生命体とわかり合う前にまず人類がわかり合えないまま終わってしまった)
 ガンダムの先を目指したこの結末は哲学さん的にありだと思う。(NGワード:マクロスでやれよ)
 最後に、戦い続けた刹那と対話を求め続けたマリナが互いに正しかった、と言って「やっと分かり合えた」と言うエンドは美しい。
 実にいい映画だった!

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5 ガンダムファンへの1枚!?
4 内容、価格共にちょっと疑問…
5 うーん、映画版のほうが好きだな