そんな訳で

 ざっとまとめてみた哲学さんです。略称は『青少年ネット規制法案』で統一されたようですね。哲学さんが最初書いた時は「新悪法『ネット規制法案』」て書いてましたけど、そこに「青少年」て付けてれば色々と先駆者になってたのに惜しいことした気がします。(不謹慎)
 まあ、名前なんかはどうでもよくて、聖火リレーの影でこのことが忘れ去られないようにネットの人達も注意して欲しいと思う。
 ネットというのは確かにダーティな部分があるけれど、それはどこでも同じ事です。むしろ、その事を知らずに育つ方が問題です。
 例えば、子供の時に一度も治安の悪いスラム街の様な場所すら教えて貰わなかった人間が新社会人になって、街を歩いてふとスラム街に迷い込んでオヤジ狩りみたいなのにあってフルボッコにされても「大人になってそんなことも知らなかったのか」と今まで秘密にしていた大人達にバカにされるだけになりかねません。ブラクラに引っかかっても「大人になって知らない方が悪い」とか言われる訳です。理不尽な話です。
 第一、結局日本でこの法案を通したとしても、結局海外のサイトは規制できません。
 前にも書きましたが、「2ちゃんねる」は海外にサーバーがあり、海外の会社が運営しています。その収入は某ひろゆき氏に行ってるとしても、運営してる場所は海外で、運営している人間も外人なので日本の法律では全く規制できません。もちろん、ブラウザなどにフィルタリング機能をつけて規制することは可能です。
 しかし、それはイタチごっこでしかありません。例えば、日本語の使える外国人が海外で日本人向けのエロサイトとか麻薬サイトとかを秘密裏に作ってしまえば日本の青少年達はコロッと有害情報を閲覧してしまうでしょう。そして、日本の法律では規制できないのでフィルタリングに登録しようとするでしょうけれど、こういう違法サイトってコロコロとアドレス変えて消しては立ち上げるのでフィルタリングが追いつかなくなるでしょう。
 このように、現在の方法論ではこの『青少年ネット規制法案』を通した所で税金の無駄遣いにしかならない……と哲学さんは思います。

 なにかの足しになった方は



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