システム思考その2
で、私の何がダメかって言うとこうしてシステム的にあるいは構造的にヒロインとか恋愛を処理する点だ。
妄想が足りない。
「Don`t think, Feel」(考えな、感じろ)である。
が、私はどう考えたって感情型で、思考は後からついてくるタイプなのだが、これがまた恋愛問題に関しては一歩退いた醒めた視点から冷静に客観視し、分析解析を始める癖がどうにもつきまわってるようだ。
これはきっとアレだろう。
私は好きになったら一直線で周りがひくくらいにガンガン突っ走って後になってなんであんな事をしたんだと激しく後悔するような恋愛タイプなせいだからなのだろう。
我ながら、その、自分で言うのも何だが、誰かに惚れると思考の中心がその子中心になって主観的な恋愛中心の思考回路になるから始末に負えない。周りが見えなくなる。
でででで、その性癖のおかげで、「ちょっと好きになる」みたいな軽い恋愛感情が浮き出にくいようになってる気がする。
故に、「トコトン好きになる」か「全然好きにならない」の二極化が起きてそこら辺が性的な妄想力の低下を招いてるようだ。
ああ全く持ってめんどくさい人間だな私は!!
まあなんにしても、自分好みの女をヒロインにするのが一番いいらしい。だから、そこら辺を自分の妄想を持って解決しようと試みる訳だが――うん、無理。私好みの女は一般受けしない!メジャー路線じゃない!
ではどうするか。
ともかく、自分の作品のヒロインを「オレ好みじゃないけど、この子には惹かれる」というように持って行くしかない。つまりはまあ、いい作品を書けという事である。