「ハイパーカブトと天道」
前回、天道はハイパーカブトが何者かをある程度察した。
これは恐らく天道に今の自分のベルトを渡したのが未来から来たハイパーカブトであることを承知していると言うことなのだろう。恐らく、それが未来の自分であることも。まあ、昔の自分は分からなかったが、ベルトを手にしてから今になって考えてみると――という事かも知れないが。
だから、今回のひよりを殺すように見せかけたのも未来の自分ならこう動くはずだと予測した上で行動したのだろう。
ハイパーカブトと現在の天道は一度も接触していないと思われる。
そして、現在そこかしこをたむろしているハイパーカブト。
あれは極力未来に干渉しないように動いているのか、それとも自分の望む未来にするために積極的に天道としての姿で行動しているのか。そこが気になる。
例えば、加賀美陸(加賀美父)とは接触を持っているかも知れない。
が、加賀美陸の知っている天道は今うろついてるハイパーカブトの中の天道ではなく、「エリアXの地下」に封じ込められている天道かもしれない。
「複数の天道」
さてさて、ここで問題になってくるのが現在存在している天道の数。
ざっと画面に出ているのは三人。
○第一話から出てる「天道総司」
○ハイパーカブト
○エリアXの地下に幽閉されていた「天道総司」
もっとも、ハイパーカブトの中身はまだ天道とは限っていない。
天道のおばあちゃんかも知れない。もしくは、未来で天道が死んだ後にカブトゼクターを受け継いだ加賀美とか。(龍騎TVスペシャルの様にガダックゼクターは破壊された展開)
前回のループするカブト世界という考察をもう一度考え直してみると
1.地球に隕石が落ちてきて海が干上がる。ワームが大量発生。
歴史を変えるためにハイパーカブトがタイムスリップ。
2.映画版の世界
ハイパーカブト失敗。ベルトを天道に渡して行方不明。
映画のラストで天道はハイパーカブトに変身して7年前へワープ。
3.映画のエンディングの世界
ワームの卵か幼体と一緒にTVの35年前の世界にタイムスリップ。
4.TV版の35年前の世界
「3」から来たライダー(カブトかガダック)。マスクドライダー計画発動。
17年後(TV版の18年前)に天道の両親がワームと入れ替わられる。
次の年かそこらにひより誕生。
だが、隕石が止められなくて映画版の世界と一緒になってしまい、ハイパーカブトが7年前に飛ぶ。
5.TV版の世界
7年前にハイパーカブトから天道にベルト継承。現在に至る。
6.TV版の未来
TVのハイパーカブトがやってきた未来。
の「3」から「4」にタイムスリップしたライダーもしくは「4」から「5」にタイムスリップした天道のどちらかがエリアXにて監禁されていた天道だと思われる。
ただし、あの状態で幽閉された場合、トイレや飲食がほぼ不可能だ。しかし、幽閉されていた場所にはそれに類する装置がない様に思われる。
ゼクトが定期的に食事や排便の手伝いをしていない限りはあの天道は「ワーム」ではないかと思う。
可能性としては7年前に天道にベルトを渡した天道は映画版の如く消えず、生き残り、ベルトがない所をゼクトに捕らえられた。もしくは35年前にワープした天道は実験でワームと入れ替わられ、そのまま天道になったワームが幽閉された――のどちらかだろう。
そんな訳で可能性としては最大人数で「35年前に来た天道」「7年前に来た天道」「今の天道」「未来から来た天道」の4人いるかもしれない。