「ネイティブ」

 ネイティブと名乗るワーム「立川」。
 彼の登場によってワームには別の種類が居る事が分かった。
 このワームは7年前の新宿隕石以前に天道の両親を殺害していることから、新宿隕石以前の土着のワームである事が推察される。
 ウダウダと推論を並べると時間を食うので下記に列挙する。

ノーマルワーム
●人間に擬態可能。
●幼体と成体がいる。
●7年前の新宿隕石以後に出現。
●人間に敵対的。襲い、擬態する。
●資格者に擬態すればゼクターを操る事も可能。
●ネイティブと敵対的? ゼクトと協力することもある。
●組織的に行動するものもいる。
神代剣はノーマル(立川に敵対された)

ネイティブワーム
●人間に擬態可能
●幼体と成体がいる。
●7年前の新宿隕石以前から存在している。
●人間と友好的。共存を望む。襲わない。(ただし、天道の両親は殺害)
●全てのゼクターを自在に操る事が出来る。(全てのゼクターの使用条件を充たしている?)
●ノーマルワームに襲われるが、基本的に戦闘では不利。
ゼクトに保護を要請。ゼクトはノーマルとの協力を破ってもネイティブを保護する。
●壊れたベルトが触れた瞬間修復される(ひよりだけか?)
●妊婦に化けると胎児もコピーする。擬態するだけでなく、生む。
●ライダーの情報はほぼ揃っている。

 ワームの生殖については今のところ不明で、ひよりの様な方法以外でワームがどうなるかは未だ不明。
 やはりこれは以前の考察で申し上げた通り、35年前にタイムスリップしたライダーが共にワームの幼体なり成体なりを連れてきたのだろう。
 ワーム達は「寄生獣」のパラサイト達と同様、同族殺しはさほど気に留めないらしく、ノーマルとネイティブとの対立をしており、ネイティブは自分たちが平穏に暮らすために自分ら以外のワームは全滅して欲しいし、むしろしてくれないと困るのである。
 人類にとってはありがたい存在だが、同族であるワーム達にとってはとても邪魔な存在だろう。
 そして、恐らくマスクドライダー計画の中枢にいたのはこのネイティブ達に違いないと思われる。問題は天道とひよりの両親である日下部父である。彼は人間の時からマスクドライダー計画に携わっていたのか、ワームに入れ替わられてからマスクドライダー計画に携わったのか。
 加賀美陸の発言から恐らくは日下部父がゼクターの設計者であることに間違いはないだろう。恐らく、ホッパーも。
 私的には、日下部父(人間)はネイティブもワームも関係なく殲滅する暴走機能をライダーベルトに埋め込んだのではないだろうか。それを知ってネイティブは慌てて日下部夫妻を殺害したのかもしれない。だが、結局その機能を取り除く前には隕石で死亡し、あまつさえベルトの開発は頓挫。結果ベルトが完成するのは隕石落下から7年後という事になる。
 ただ、ひよりの居場所を何故知っていたのか。それがよく分からない。
 ゼクターの開発者として時空の歪みから何かを計測したのだろうか。
 しかし、あのネイティブの角とかを見ると、角があるのはカブトムシのオス角がないのはカブトムシのメスをモチーフにしてるとしか思えない。
 案外、喪服の女達は「オスを失った未亡人達」なのかもしれない。人類との共存を歌うふ抜けたオスどもと決別したメス達の用にも思える。

「ライダーベルト」

 新たに暴走機能があることが知らされた。
 これによって、ゼクトは少なくとも、昔のマスクドライダー計画の段階ではワームの殲滅を望んでいた事になる。
 そして、現段階でも加賀美陸はワームを全て取り除く事を望んでいるように見える。
 だが、まだネイティブの協力は必要らしく、ノーマルワームからの保護を引き受けている。
 さて、あんだけ機械的なシステムの割に、それを司るゼクターの資格者は「戦いの神ガダック」や「太陽の神カブト」に選ばれたものらしい。しかも35年前から。これはこの二つのライダーベルトが特に他とは一線を画す特殊なベルトである事を示していると思われる。
 というか、他のライダーからはそんな特別感がしないだけなのだが。
 それはともかくとして、あのゼクターにはワームの上位種の魂とか入ってそうだ。っていうか、こればっかりはまだまだ情報不足でよく分からない所。

「パーフェクトゼクター」

 ハイパーソード改め、パーフェクトゼクター唐突に現れる。
「俺を侮るなよ」
 とかいいながら亜空間から呼び寄せていたが――最近の天道は未来を掴んでるから少し調子乗ってる気がする。
 どうせ未来の自分はハイパーゼクターを自在に操ってるのでピンチになってもハイパーゼクターを使いこなすまでには自分は絶対に死なないだろうからどんな事があっても自分はなんとか切り抜けるだろうし、未来の自分がなんかくれるだろう、みたいな事を考えてそうである。
 私の中の天道のばあちゃんは「俺の進化にはついて来れない」とか言わない。(笑)
 それはともかく、今週はオモチャの宣伝の関係でかなり押していた。
 無理矢理解釈すれば、天道はもう、困ったら未来の自分が助けてくれるだろうと思ってるんじゃないか、てくらいである。もしかしたら、既にゼクトの開発部から受け取っていたのかも知れないが。
 スペックを見る限りまさに大量破壊兵器
 よくよく考えれば、ハイパーカブトはハイパークロックアップなしでハイパーライダーキックをカマしていない。もしかしたら、本当にハイパークロックアップなしで戦うための兵器かも知れない。

「ハイパークロックアップなしで倒してみろ」

 よくよく考えれば意味不明な台詞。
 その挑発にのる天道も天道。
 しかし、ハイパークロックアップはひょっとしなくても使うだけで時空にかなりの負担をしいたり影響を与えてそうである。あんだけバンバン使えばかなり時空が歪んでしまうので、頼むから使わないでくれ、と言う意味合いもあるかも知れない。
 あるいは、未来に行ったり、長時間移動するためにはある程度のエネルギーチャージが必要なのかも知れない。まあ、映画版を見る限りそれはなさそうだが。

「ホッパー兄弟」

 あれって物語的にはかなりの死にキャラだなぁ、と思ったり。
 いてもいなくてもストーリーは進行する。試しに矢車さんが復活しなかった場合にどうなるか、を考えてみると本筋には何ら影響を与えないのである。
 影山はどうせザビーゼクター取られるし、立川を殺しそうになった時もなんだかんだでガダックが止めてしまうだろうし、そのまま他のワームと連戦してどうせ勝つのである。むしろ、天道と加賀美のホッパー兄弟に対するスルーっぷりが酷い。
 散々ボコられた後も「天道、覚えてないのか?」な会話に終始。少しはあいつらなんなんだと触れてやってくれと(笑)
 影山が女の子を助けても「やっぱりあの学校には何かある」と天道はあくまでスルー。
 好意的に解釈すればあれはネイティブを守る際に、ライダーが暴走しては困るからその抑止としての予備ライダー部隊かもしれない。
 少なくとも、ゼクト開発で、三島さんも通さない加賀美父直轄の部隊……といった所か。
 マスクドフォームがないのは防御を考えない攻撃に特化されたフォームだから。逆に言えば、使い捨て部隊。攻撃主体のライダーフォームしかないため、守りは薄く、それだけ致死率は高まる。だから、死んでもいいどうでもいい人間だけで形成されてる、ということかもしれない。それで、通常では出来ないライダーの暗部として活動する――そんなつもりで加賀美父は作ったかも知れない。
 ああ、なんか否定的に書いてるけど、私はあのいてもいなくてもいいあの兄弟がとても大好きである。
 っていうか、矢車さんが再登場した時に
「や、矢車……お前……パーフェクトハーモニーはどうしたんだ!!」
 て意味不明な事を聞く影山のセンスに脱帽(笑)面白い奴らだ!

「ライダーの強さランキング」

 すっかりやさぐれた矢車さんだが、実は天道にはリアルファイトで一度も負けていない。負けたのはあくまで精神戦であり、人間の器で負けてるだけで、戦士としての質では劣っている描写はない。
 加賀美は天の道から外れてそうな時の天道と戦った時はほぼ互角。剣を庇ってる時はいなされてる。
 影山は天道にはあっさりと手玉に取られ、そこに乱入した風間は二人からぼこられていた。
 剣ぼっちゃまは天道には破れ、カ・ガーミとはベストフレンドになり、ザビーの足止めは出来ている。
 以上の事から鑑みて

ハイパー天道>ノーマル天道≧矢車>ヘタレ天道=加賀美>神代剣>影山>風間
 と思われる。
 実は、格下としか戦っていない天道。今のところ格上臭いのは三島さんかカニ姐さんくらい。三島さんがパーフェクトゼクター持ったハイパーカブト相手にザビーでガンガン追い詰めるくらいの事をしてくれないとパワーバランスが詰まらないなぁ。

「皆既日食」

 あれは太陽神のカブトが天の道を外れ、闇に閉ざされた時と言う意味なのか、ノーマルな皆既日食なのか。
 とはいえ、もう一人の天道がひよりと共に失踪している。
 あのもう一人の天道が天の道を外れ、闇に落ちた時ひよりは現れそうだ。
 闇のカブトとか出てくるのかも知れない。

「そんな訳で」

 ざっと軽くまとめてみました。
 って軽くにしては長くりましたが。
 WEB拍手を押してくれた人ありがとうございます。
 こんな感じでいいですかね。
 学校の階段の考察はヌルーしますね(笑)

 参考になった!、と思った方はWEB拍手よろしく。